ここからはチェルトナムに移動。コッツウォルズの村へのバスも多く発着しているこの町は、観光するにも利便性が良く、市街地も発展しており、街並みも19世紀のリージェンシー様式の建物が多く残る。駅からは少し離れているが、市街地にはバスが常に発着しているし、駅から市街地まではビクトリアン様式の一軒家やセミデタッチドハウス(1軒2家)が立ち並んでいるため、歩いているだけも飽きない。お世話になるのは1835年のテラスハウス。市街地に徒歩圏内で便利であることからエージェントが選んでくれた。2週間お世話になる。この2週間の間に、エージェントがアポ取りをしてくれたお宅を何軒もお邪魔させていただく計画だ。
彼女は一人暮らしで教師。とても繊細ではっきりした性格で、料理好き。朝は好きな時間に起き自分でパンを焼いて、紅茶を飲む。日中はそれぞれ過ごし、夜は彼女の腕を振るった料理が楽しみだった。しかし些細な物音でも目が覚めてしまう彼女の部屋の前を通って行く夜中のトイレはものすごく神経を使ったものだった。(何せ180年程前の建物。そっと歩いてもギ―って鳴ってしまう)
1階にリビングとダイニング、奥に自慢のキッチン、ユーティリテイスペースがあり、庭が見える。彼女のお気に入りの場所はキッチンだ。キッチンの書棚にはおばあちゃんに教えてもらったレシピブックが置いてある。
2階には2ベッドルームと洗面浴室、屋根裏部屋は仕事部屋として使っている。地下もあるが、物置となっている。