1999年築の比較的新しいテラスハウス。夫婦と子供2人の四人暮らし。この家に出会った瞬間に気に入り、即決めたそうだ。ご両親の家が近かったというのも立地的に良かったそう。彼女の家はとにかくカラフルだ。英国的スモーキーカラーではなく、はっきりとした色が好きで、各部屋ごとに色を変えているが、統一感を感じるのは彩度が統一されているからか。彼女がなぜこのような色彩豊かなペイント色を好むのか聞いてみると、「家に帰って来た時にパッと明るい気持ちになれる」という。イギリスは曇りがちでどんよりした天気の日が比較的に多い。そんな中、家では明るい色に囲まれていると気分が上がるそうだ。彼女の家は決して広くない。あまり色が強いと圧迫感を感じるのでは?という意見も出てきそうだが、色が小物に至るまで配慮されて統一されているのと、何より住み手が楽しんでいるのが空間から伝わってくる。その地点で成功だと思う。