ケンブリッジにあるホストファーザーのお父様の家に訪問。とても歴史のある家でグレードⅡに指定されている建物。何百年の歴史の中で何度も増改築されており、オリジナル部分は1550年という。写真に写っている部分はジョージアン時代に増築された部位であり、その背面に1550年代の部位がくっついている。当時は茅葺屋根だったそうだが今はパン瓦に変わっている。
お父様はこの家に住む前はビクトリアンテラスに住まわれていたという。しかしこの家が売りに出ていると知り、買い替えたのだという。夫婦2人暮らしでそんなに大きな家を必要としていなかったのになぜ部屋数も規模も大きな家に住み替たのか。そこには今まで聞いてきた理由とは違った理由が存在した。
この家はお父様のお父様が小さい時に憧れていた家だったのだという。当時はこの地一体を仕切る領主さんがすんでおり、それを憧れを持って眺めていたのだという。それを聞いていた彼は終の棲家ともなるかもしれない家をこの大きな家に決めたのだ。父の想いを引き継いだことになる。歴史を重ねる家には色んな人が思いをはせる。